コラム

水トリーとは?

私たちは当たり前のように電気を使用していますが、家庭用の電気でも感電すれば命の危険があります。そのため、電気が外に漏れ出さないように絶縁処理を施しています。一般的に使用されている絶縁体の一つがCVケーブルというものですが、この絶縁体も経年劣化や塩害、発熱などによって劣化が進んでいきます。他には、「水トリー」と言う現象によって絶縁体が傷つけられるケースもあります。水トリーはあまり聞き慣れない言葉かも知れませんが、絶縁性能を大きく低下させてしまう危険がありますので、言葉だけでも覚えておくと良いでしょう。
水トリーとは、水と電界によって小さな枝状の亀裂が発生する事をいいます。大きく分けて、内部の導体より発生するうち内導水トリー、外導体より発生する外導水トリー、絶縁体内部より発生するボウタ状水トリーの三種類に分けられます。この中でも、内導水トリーと外導水トリーは絶縁性能を低下させる大きな原因となっています。近年のCVケーブルでは水トリーの発生は減っていますが、古いケーブルは発生しやすいためケーブル交換が推奨されています。
そもそも、古いケーブルは水トリーに関係なく劣化が進んでいる確率が高いです。漏電修理の一貫として、CVケーブルの交換も考えてみてはいかがでしょうか。漏電修理のご相談については、当サイトよりお問い合わせください。

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