コラム

漏電は火災の原因になる場合もあります

漏電というと、感電の危険性に思い至る方は多いと思いますが、実は火災の原因になることも大変多いようです。 特に火の気のない場所で突然火災が発生する場合、老朽化した電気設備からの漏電が原因となっている例は多いようです。 漏電する原因は様々ですが、ネズミなどにコードの被膜がかじられたり、何らかの可動部に挟み込まれるように電源ケーブルが走っていると、いつの間にか被膜が剥がれていたり、あるいは施工不良やあとから電源設備を更新したり追加工事をした時に、無資格者が触ったりしてケーブルを破損させているということもあり得ます。 通常、漏電ブレーカーが作動すれば電気は止まりますが、漏電ブレーカー自体が老朽化していたり、故障していたり、あるいはそもそも設置されていない場合は漏電が長時間続くことが考えられます。これが建材に引火すると、瞬く間に燃え広がり、火災に発展してしまうのです。 万が一火災にでもなれば死傷者が出るのはもちろん、家財などに対する被害は免れません。自分の家やビル、オフィス、工場で被害がとどまらず、周辺へ燃え広がろうものなら更に被害は大きくなります。 そんなことにならないようにするためにも、漏電ブレーカーを始めとする電気設備の点検はしっかり行なうこと、工事は有資格者が行なうこと、また漏電していることに気づいたら、すぐに漏電修理を行なうことが重要です。

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